ほっとモナカのホットひと息

ブログ再開! 厭世気味にシャウトするよ。

本日の読書感想文

先日友人と通話してて、お互い百合小説とかBL小説書こうという話になりました。

なんでそんな熱い約束を交わしたのかよくわからないんですが、ともかく書きたいという気持ちは昔からあったのです。

が、僕はBL小説を読んだことがない。読んだことのないのに書くのは読み手への冒涜だと思うので、勉強として読みたくなりました。あくまで勉強として。

ところが商業BLで、しかも小説となると親しい友人に頼れる人がいない……そもそも二次創作メインに食べ歩いてる人ばかり。適当に読むよりは誰かの教えを請いたい。

さあどうしようと考えたときに浮かんだのが、はらだ先生を教えてくれた師匠でした。いきなりの質問にも快く応え、すぐさま吉原理恵子間の楔』を勧めてくれたのです。今日はこの作品について語ってみようと思います。

あ、僕は別に物語としてホモを楽しんでるだけで、一切興奮なんてしてないんですよ。腐ってないんです。まあ、最近読んだヤリチン☆ビッチ部(タイトルがひどすぎる)では随所で「さっさとヤれよ!!」って心の中で叫びましたし、一番やべえキャラの百合くん(なんで百合なんて名前にしたんだよ)と、百合くんの元ストーカーモブ男くんがついに結ばれたときはめちゃくちゃ感動したんですけど……違います。

話を戻して『間の楔』の感想です。

予想に反して地の文がとても重厚だ……。それがSF的な世界観を引き立てていて一気に物語へ引きずり込まれました。

コンピュータに支配された電脳都市と階級化された人類という、一見してBLに直結しないような作り込まれた世界設定が、逆に純愛を盛り上げて物悲しさを生み出してるんですよね。

最初の数ページは普通に女性が登場したので、「ああ、倫理観は男女のつがいが普通なのかな」と思いきや、メインの舞台となるスラムは男しか出てこない汗臭い環境で、しかも賭け事の対象がペッティングだったり……ひでえ場末だな。衆人環視のあるなかでキスとかしちゃって周りのみんなが生唾飲んでるシーンとかはちょっとドキドキしました。

おっと、時系列で話したかったのに興奮してしまいました。もとに戻します。

話の核は、階級の頂点に立つ者であるイアソンがスラムの雑種であるリキをペットにしてしまったことです。この「身分違い」ってすごい僕の好みなんですよね。エロゲだとお嬢様キャラばかり先に攻略してました。

とにかくこの鉄面皮の誇り高いイアソンが、この物語で一番かわいい存在でした。最後まで好意をおくびにも出さないんです。人の上に立つプライドに邪魔されてのことなのでしょうか。リキを超絶テクでいたぶり続け、それでも完全に従属しない彼により一層惹かれ、どんどん大胆になっていきます。そもそもリキをペットにすること自体がイレギュラーな出来事なのに、リキが女に浮気したことで嫉妬を隠さなかったりと、評判を傷つけることをいとわないのです。

でもこれが、イアソンなりの純愛の示し方。

一度ペットにしておいてまたスラムにリキを解き放ち、彼の元同棲相手のガイをペットに仕立てようとするなど、彼を試すようなことばかりします。この遠回しすぎる執着がかわいいですよね~

で、このガイが本当にナイスガイ。イアソンによって変わりゆくリキの姿に抵抗し、イアソンの元から取り戻そうとします。とは言ってもリキに嵌められた「ペットリング」は絶対に外せない代物。どうやってリキを開放するって言うのさ……

ラストのどんでん返しが劇的すぎて、あっと言わされました。最期になってやっと愛を示したイアソン、これまでの抵抗をぬぐうかのように応えたリキ。ふたりの関係性はいじらしくて、破滅的で、それでも想いだけは純粋なものでした。

なんだかただのストーリー紹介になっちゃって、あまり感想を言えてない気がしてきました。ちょっと自分でも整理がついてないので、また語り合えたらなーって思います。

それにしても、はらだ先生といい吉原先生といい、人の性癖を垣間見てしまったような……ゲフンゲフン、監禁っていいよね